今年で3年目となる市民協働の取り組み。
震災遺構「タピック45」の国道45号側にて、スイセン植栽イベント「希望のスイセン フラワーロード」を開催しました。
主催は「陸前高田花の会」。「NPO法人 Green Fields」および「陸前高田フラワーロードを応援し隊!」と指定管理者の共催、「国営ひたち海浜公園」と「村上園芸」、「おおふなと花の会」の協力によるイベントです。
集合時間の9時30分より、遡ること1時間半。
8時に運営スタッフが集まり、球根の仕分けが始まりました。
今年の球根は、茨城県にある「国営ひたち海浜公園」よりご支援いただいたもの。
ひたち海浜公園は、ネモフィラ、コキアなどで知られ、早春には約100万本のスイセンが来園者を楽しませている国営公園。
東日本大震災の際には、近隣の学校等へ卒業式用にスイセンの切り花を送る支援活動を実施していました。
今回、この活動の趣旨に賛同いただき、7品種3,000球のスイセンの球根をご提供いただきました。
球根の仕分けと並行して、植える場所の準備も。
スコップを使って植穴を掘っていきます。
掘った穴には、堆肥を投入。
集合時間より早く来た人が、一人、一人と準備に参加。
ワイワイ、ガヤガヤ、いつの間にか、こんなに賑やかになっていました。
集合時間になったところで、一区切りして開会式。
陸前高田花の会の佐藤会長のあいさつや、東京から駆け付けたメンバー等の紹介、球根を植える手順の確認をして活動開始です。
過去2年、国道45号の歩道沿いに植えていましたが、今年は歩道と震災遺構の間の築山に植栽。
準備した植穴に球根を10球程度、まとめて植えていきます。
丁寧に土をかけて、はがした芝を戻せば完了です!
東日本大震災の津波で流されてしまった国道45号沿い約1kmの市民花壇「フラワーロード陸前高田」。
震災後、全国から届けられた球根や苗で復活を遂げました。
かさ上げ工事に伴い撤去を余儀なくされましたが、別の場所で育てていた球根を公園内に戻す活動を2022年から開始。
支援への感謝を忘れぬよう、当公園でスイセンを咲かせ続けいています。
植え終わった後には、お楽しみの「おちゃっこ」の時間。
楽しいおしゃべりに笑顔があふれます。
スイセンを植え終わった後、お時間のある方は、公園管理事務所に移動して延長戦。
公園管理事務所のプランターのお花を植え替えていただきました。
先月、みんなでつくった「みんなの花壇」にもビオラを植えました。
約1か月たった花壇では、たねダンゴからは一年草が発芽して、宿根草にも新しい葉を出しているものがあり、定着しているようで一安心。
ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました。
スイセンの開花は4月中旬頃の見込です。
国道45号の歩道と震災遺構「タピック45」の間の築山の一部を彩る「希望の花」をお楽しみに。