みんなで考え、みんなでつくり、みんなが楽しむ、「みんなの花壇」づくりの冬のお楽しみ。
公園管理事務所にて、市民協働よるコミュニティガーデン講座「葛(クズ)でカゴ編み」を開催しました。
「NPO法人 Green Fields」、「陸前高田花の会」と指定管理者の共催、「NPO法人 高田松原を守る会」「NPO法人 Green Works」「おおふなと花の会」協力によるイベントです。
講師は「高田松原を守る会」の小山さん。
植栽されたマツがクズに覆われて枯れてしまうことが問題となっている高田松原。
開会式では、繁殖力が強いクズの生態や、「高田松原を守る会」の取り組みを紹介していただきました。
続いて、園内に出てツルの採取を体験します。
つるカゴづくりには、葉が落ちたこの時期のつるが良いのだそう。
太さや、しなやかさなど、ポイントを確認したら、実際につる取りに挑戦!
良さそうなつるを見つけたら、手繰っていきます。
やり始めると、夢中になって時間が過ぎてしまうので、今回は体験として一人一巻程度を採取し、あとは事前に集めておいた材料を使いました。
つるが取れたら、会議室に戻ってカゴ編みスタート!
まずは、軸づくり。
同じ長さに揃えたつるを互い違いに井桁に組みます。
細いつるを巻き付けて固定したら、軸を1本カット。
軸を放射状に広げ、上下ジグザグになるように巻き付けていきます。
最初こそ、手こずっていたものの、みなさんコツをつかんで、きれいに編み込んでいきます。
底面が直径25cmくらいになったら、側面を立ち上げていきます。
経験上、持ち上げて重力の力を借りるとうまくいくとのこと。
同じテーブルになった人同士、協力し合いながら進めていきます。
これまでのコミュニティガーデン講座に参加していた人も、今回初参加の人も、お話ししながら楽しい時間。
最後の仕上げ。
軸をまげて、二本先の軸の所に差し込み、飾りのようにしていきます。
いよいよ、形になってきました。
終了後は「お茶っこ」の時間。
短時間でしたが、人それぞれ、個性豊かなカゴが出来ました。
ご参加いただいたみなさん、ありがとうございました。
駆除が困難な雑草として厄介者扱いされるクズですが、根は漢方薬や葛粉(くずこ)として利用されるなど、身近で有用な植物でもあります。
つるカゴづくりを通して、楽しみながら活用方法を考える機会となれば幸いです。