国営追悼・祈念施設を特別に夜間開園し、園内をライトアップする初めての催し「3.11から未来へ~みんなの想いが集う日~」の開催まであとわずかとなりました。
本催しには、「陸前高田イタルトコロ大学」事業を通じて、岩手大学三陸委員会ここより、早稲田大学陸前高田プロジェクトの学生たちが参画。
昨夏実施したアンケート結果をもとに、地域の皆さんに寄り添える企画になるよう、取り組んできました。

チラシやポスターのデザインにも学生の声が。
今回のイベントの趣旨に加え、「陸前高田の美しい星空を活かしたい」「表面との対比で、裏面は防潮堤から見た街の明かりを入れたい」など、こだわりポイントをデザイナーに伝えて想いを形にしました。

防潮堤に描く地上絵「光ノ碑(ひかりのいしぶみ)」の設計も学生たちが担当。
斜面の傾斜角を考慮して、スイセンの花の図案がつぶれしまわないように計算されています。

設置作業も、みんなで行いました。
図面に合わせて現地でポイントを打って、下絵を描いていきます。

微調整をしながらイルミネーションの取り付け。
数々の苦難を乗り越え、ついに、光の地上絵が完成しました!

開催の1週間前となる3月1日(土)からは、一人ひとりの思いで成長する展示「光ノ手紙」のメッセージを募集開始。
国営追悼・祈念施設と、アバッセたかたの2か所で実施しています。

「大切な人へのメッセージ」を書き、会場に展示する学生発案の企画です。
国営追悼・祈念施設では、専用のポストに投函。
アバッセたかたでは、夜間開園中に会場に展示されるオブジェに直接、メッセージを貼り付けていただけます。

夜間開園は、3月8日(土)~11日(火)の4日間です。
会場は、国営追悼・祈念施設。入場無料です。
期間中は、市内の団体の協力のもと、学生が中心となって調整した市内連携シールラリー「光ノ軌跡」も実施。
市内で開催される、「3.11夢あかり(開催日:3/11)」「つむぐイルミネーション(開催日:3/8、9、11)」とあわせてご来園ください。
