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命を守る目印に ハナミズキを植えました

東日本大震災の津波浸水区域にある当公園では、エリアごとに高台への避難ルートが設定されています。

その一つが、国道45号の横断せずに安全に避難できる立体交差を通り、主要避難路である「シンボルロード」へとつながるルート。

この園路に沿って、「陸前高田『ハナミズキのみち』の会」のみなさんに、避難の目印となるハナミズキの木を植えていただきました。

道具を持って、いざ活動開始。

あらかじめ、土壌改良を行い準備しておいた植え穴に、苗木を植えていきます。

苗木を植え付け、木の向きを決めたら、土をかけます。心を込めて。

事前に調査した結果、水はけがよくなかったので、今回は多少、高植えに。

仕上げに、水鉢を整えたら、完成です。

2019年に「陸前高田『ハナミズキのみち』の会」のみなさんと、地元中学生、全国からの有志の方々により、ハナミズキが植栽された、シンボルロードとの合流点付近。

シンボルロードと並行するように残された旧市道や踏切跡が、過去の地割をたどる印となっています。

「安全な所に逃げる目印」に、ハナミズキを街路樹として植樹する活動や、絵本を通して震災の教訓を語り継ぐ活動をされている「陸前高田『ハナミズキのみち』の会」のみなさん。

今回は、試験的にということで、園路に沿って5本のハナミズキが植樹されました。

「この道を より高いところへ 駆け上がれ!」

シンボルロードに設置されている記念碑に記された言葉です。

二度とあのような悲しみや苦しみが繰り返されることはないように。

この道に込められた願いを、多くの方に知っていただければと思います。

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