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ハマエンドウに続き、ハマヒルガオが咲き始めました

清々しい青空と、心地よい風が吹く、絶好のお散歩日和。

高さ12.5m・延長約 2kmの防潮堤の法面では、あちらこちらで青紫色の花が咲いています。

近づいてみると、海浜植物の「ハマエンドウ」。

ハマエンドウ(マメ科レンリソウ属)は、海岸の砂地に生える多年草。

一番大きく、目立つ旗弁は、はじめ赤紫色で、のちに青紫色に変わります。

4月末頃から咲き始めていたので、花が終わり種をつくり始めているものがある一方で、

これから花を咲かせる蕾もたくさん。

花期は4月~7月とのことで、もう少し楽しめそうです。

震災遺構の「陸前高田ユースホステル」や、「奇跡の一本松」の近くの法面は、まとまって咲いているおススメの観察ポイント。

「海を臨む場」から「奇跡の一本松」への道すがら、小さな花にもご注目ください。

陸前高田ユースホステルの柵の中、立ち入りできない区域には、ハマエンドウに混じって淡紅色の花も。

こちらは、同じく海浜植物の「ハマヒルガオ」(ヒルガオ科ヒルガオ属)。

海岸の砂地に生えるツル性の多年草です。

両方とも、震災前の高田松原に自生していたもの。

昨年よりも、範囲が広がって、数も増えているように思えます。

東日本大震災から12年。

咲き誇る花の姿に、自然の力強さ感じます。

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